それでもとりあえず、吐き出しておこう!@はてブロ

ブログで発信する「吐き出し」というつぶやきもある。

「仮想コミュニティがビジネスを創りかえる」

早々に購入していたのだが、ちょっと時間が無くて読めなかったのを、やっと読み終えた。
この本はいわゆるHowToものでもないし、ガイドブックでもないので、読んだあとでSecond Lifeにてなにか役に立つようなものではない。しかし、Second Lifeの世界観や社会観を知り理解するには最適ではないだろうか?著者はWagner James Au(aka Hamlet Au)で、私もよく読んでいるNew World Notesで記事を書いている方である。
この本はHamlet AuSecond Lifeの内部からin worldの記者として記述していることから、わりとSecond Lifeの世界に対して好意的な目での論評が多いようには感じるが、さりとて変な啓蒙的・エバンジェリズムは全くないところが好感を持てる。そういう意味では、「Second Lifeに対して批判的ではあるが、本当はどんな世界なのか知りたいような人」に是非読んで欲しい本でもある(そういう人は、大抵は正しい知識を持たずに先入観に支配されていることが多い)。Second Lifeの世の中が好きな住民にとっては、ますますこの世の中が好きになるような本だろう。少なくとも、私はそう思った。草創期を知ることは、おもしろい。
そして、これまでのSecond Lifeの歴史を知れば、現在の状況(2007年の日本での熱狂の異常さ、企業参入の失敗、その後のユーザー数やPrivate SIMの縮小・閉鎖、Openspaces抗議騒動など)がある程度「必然」であることが理解できるのではないだろうか?
惜しむらくは、この本のタイトルである。非常に非常に損をしている。以前、購入したときにも書いたが、やはりこの本のタイトルはいただけない。翻訳された方(井口耕二氏)もかなりがんばって書かれたように思うので、この訳者の方がこのタイトルを付けたとは思いたくない。タイトルに即した内容など、内部にはほとんど無いのだ。

セカンドライフ 仮想コミュニティがビジネスを創りかえる

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